原価管理は何故難しいのか


原価管理は何故難しいのでしょうか?

小売業だと、商品を仕入れて、そのまま販売します。
その為、原価管理は、そんなに難しくはありません。

でも、製造業ではそうはいきません。

●1つ目の難しさは製造原価の計算が複雑なことです。

1つの商品を作るのに、いろいろな材料を使用します。
そして、その材料を使って、複数の工程で加工します。
加工には、いろいろな機械や設備を使います。

材料は、期末に材料在庫が残ります。
工程には仕掛品在庫が残ります。

これらのことを考えて、商品の1つの原価を計算する必要があります。

そうしないと、正しい、貸借対照表や損益計算書は出来ません。

どれだけ利益(営業利益)が出たのかわかりません。

また、製品別の正しい原価がわからないと、売値(販売価格)も決めることができません。

今の原価がわかっていないと、原価を下げることもできません。


●2つめの理由は、生産形態によって原価計算のやり方が異なることです。

原価の計算は、生産形態によって変わっています。
製造形態に適した原価計算をおこなう必要があります。


●原価管理が難しい3つ目の理由は理由は、原価管理には、製造や生産管理の知識と会計の知識の両方が必要なことです。

原価計算に使用する情報は生産管理の情報を多く使用します。

例えば、
製品に対する材料の情報は、BOM(Bill of Material) 部品構成表を使用します。
工程では、歩留まりの情報も必要になります。
労務費を商品別に計算するには、工数などの情報が必要になります。

費用のデータは、会計の仕訳するときの勘定科目を使う必要があります。


会計と生産の知識をマスターするのは大変ですね。

でも、原価管理をマスターすることにより、利益のあがる会社を作ることができます。



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