原価低減とは
原価低減活動(コストダウン)について説明します。
企業は、利益を上げる必要があります。
利益は、次のようになっています。
利益 = 売上 − 製品原価
ですね。
「利益」を上げるには、「売上」を上げるか「製品の原価」を下げるかしかありません。
具体的には、次の3つをおこなうしかありません。
- 販売数量を増やして売上を上げます。
- 販売価格を上げて売上を上げます。
- 製品の原価を下げます。
などです。
「1」の「販売数量」や「2」の「販売価格」を上げることは、簡単ではありません。
競合他社がいます。
また、顧客もいます。
販売価格を勝手に上げると販売数量が落ちるかもしれません。
外的な要因が大きく、自社内で決めることは出来ません。
でも、「3」の製品の原価については、外部要因に左右されることは少なく、自社内でおこなうことができます。
「製品の原価」を低減することにより、「利益」をあげることができます。
「製品の原価」は、大きく、次のように分類されます。
- 製造原価
- 販売管理費
です。
「製造原価」は、
- 材料費
- 加工費
に分類されます。
原価低減活動は、それぞれに対して、価格を下げる活動をおこなってゆく必要があります。
原価を下げる活動には、いろいろなやり方があります。
これらの分類ごとに、主な概要を説明したいと思います。
[原価管理の知識(ホームへ)]
10:190403