原価とは
原価とは、何でしょうか。
原価管理や、原価計算をおこなうためには、まず原価というものを知っておく必要があります。
原価計算基準によると
「原価は、経営において作り出された一定の給付に転嫁される価値であり、その給付にかかわらせて、把握されたものである。」
と定義しています。
これもまたよくわかりませんね。
簡単な例で説明します。
コンビニで販売しているお弁当の原価について考えます。
お弁当を作るためには、
- おかずの材料
- お米
- お弁当の容器、箸
- 調味料
などの材料が必要です。
これが必要な材料費です。
次に、おかずを作るためのコンロや鍋、お米を炊くための炊飯器、ガス、電力などの設備が必要です。
設備費です。
そして、おかずを作ったり、ご飯をお弁当につめたりする人が必要です。
労務費です。
出来上がったお弁当をコンビニやスーパーへ輸送する経費が必要になります。
経費です。
このように、メーカーが商品を作るためには、材料費、設備費、労務費、経費などが必要になります。
商品を作るのにかかった費用のことを原価と呼んでいます。
商品を販売するときの売値、販売価格は、
売値 =原価 + 儲け(利益)
原価がわからなければ、いくらで、販売してよいのかわかりません。
利益を上げるにも、原価がわからなければ、原価を下げる対策を打つことはできません。
まず原価を理解する必要があります。
●「原価管理とは」の関連ページです。
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10:522004