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原価計算の作成ステップ


原価計算の作成ステップを説明します。

企業の決算は、原則、1年に1回です。

これに対して、原価計算は1ヶ月に1回、毎月おこなうのが一般的です。

最近では、システムを導入していますので、毎月の原価計算を使って、損益計算書なども毎月、計算している企業もあります。

原価計算は、売値を決定したり、実際の原価が、標準原価通り製造されているかという原価管理をおこなうために、毎月、計算します。

標準原価については、毎月ではなく、3ヶ月に1回くらい見直します。

原価計算の大きな作成ステップを説明します。

原価計算は、大きく次の3つのステップで計算します。

  1. 費目別原価計算
  2. 部門別原価計算
  3. 製品別原価計算

それぞれ説明します。

  1. 費目別原価計算
    まず初めに、製造原価の費目別に計算します。
    費目別の計算とは、会計の仕訳の勘定科目ごとの計算です。

    勘定科目を材料費、労務費、経費を直接費と間接費にわけて計算します。
    直接材料費、直接労務費、直接経費、間接材料費、間接労務費、間接経費に分類します。


  2. 部門別原価計算
    次に、費目別に計算した原価を、製造部門ごとに再集計します。
    これは、製造間接費を製品を製造した製造部門ごとに配賦します


  3. 製品別原価計算
    各製造部門ごとの原価が集計されましたら、最後に製品別原価計算で原価を製品ごとに集計します。
    直接材料費と直接労務費は、直接、製品に賦課します。
    製造部門ごとの製造間接費は、製品別に配布します。
    製品別の原価を計算します。


実際の計算方法については、原価計算表を使って、具体的な例で説明していますので、そちらをご覧ください。




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